平成30年12月5日再開発立て替え計画のため年内でイベントが最後となる中日パレス(中日ビル)の舞台で「名古屋で生まれた・・・ロマンの調べ」をテーマに大正琴の講演と演奏会を行いました。
まずはナルダン楽器3代目社長が大正琴の誕生から現在に至る歴史、其の道のことを
わかるように実際に琴を見せるなどして立派に講演されました。
社長はテレビなどの取材は何度も経験されていますが大勢の人前での講演は初めてで緊張するとおっしゃっていましたが本番は真面目で優しい性格が解説の中に表れていました。
講演が終わったあとはいよいよ演奏です。私達は大正ロマン調の羽織袴姿で登場しました。
最初は大正琴の生の音色の魅力をお聴かせする華やかな邦楽曲”元禄花見踊り”で始まりました。
続いて日本最古の民謡”こきりこ節”を会場の皆さんにもお囃子に参加して盛り上げて頂きました。
そしてイタリアの映画音楽から洋楽をメドレーでお聴き頂きました。昭和生まれの人には懐かしく銀幕のシーンが浮かんだのではないでしょうか。
前半の最後は澄音会では恒例になりました岩田悠さんによるソロ演奏で”津軽じょんがら節”を披露しました。音色の強弱をつけた迫力ある表現力豊かな演奏に会場の方々が熱心に聴き入られ会場の空気もシーンと静まりかえる様な緊張感が漂うなか演奏終了と同時に大きな拍手が湧きました。
風・波の速さ強さ弱さを見事に表現され私達も勉強になります。
後半はミュージックベルの方とご一緒にコラボレーション。
お洒落なジャズ風にアレンジされた昭和歌謡は自然と身体を揺らしてくれます。
また大正琴のトレモロ奏法にピッタリの”もののけ姫”はベルの音色と共に清らかな響きが会場内に広がっていました。
そして最後はクリスマスムードも高まってきているなかクリスマスソングを贈りました。
ミュージックベルの独奏で”きよしこの夜”続いて”ジングルベル”を大正琴&ベル&会場の皆さんの歌声とのコラボレーションで盛り上げて頂き、曲の最後には全員で「メリークリスマス!!」
と唱えながらクラッカーを鳴らし、楽しい笑顔いっぱいで講演・演奏会を終えることが出来ました。
演奏終了後には、多くの方が大正琴やベルに興味を持たれ、実際に触れて体験して頂きました。
主催者より「大変楽しい催しになりました」とお礼のお言葉を頂き
「大正琴の見方が変わった」「色々なジャンルの曲が出来るとは思わなかった」など
大正琴を絶賛して頂き大変嬉しかったです。
皆様お疲れさまでした。記念に残る舞台となり大成功だったと思います。
ありがとうございました。
SHIZUKO
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