名古屋観光名所のひとつ、大正モダン建築で知られる「文化のみち二葉館」
日本の女優第1号といわれる川上貞奴さんの邸宅を復元移築した建物です。
この”二葉館”と”大正琴”ふたつを結ぶキーワードが”大正ロマン”
来月11月16日大正ロマン漂う二葉館で澄音会が大正琴演奏会を開催!
その前に、二葉館の女主人だった川上貞奴さんがどういう人物だったのか・・
興味が沸くところですね。
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さて歴史に名を残す人はまさに破天荒(前人の成し得えなかったことをする人)
二葉館の女主人貞奴さんも破天荒な波瀾に富んだ生涯を送ったひとりです。
貞奴さんの生涯は7歳の時に芸妓置屋に養女に出され
芸の才能を磨き、日本一の芸妓になります。
伊藤博文などにごひいきにされていたのは有名な話。
23歳で川上音二郎と結婚して夫が立ち上げた
川上音二郎一座の女優として活躍。
明治32年、貞奴さん28歳の時アメリカ巡業を実施。
(この時代に海外巡業を行うことがすでに破天荒ですよね)
巡業先のサンフランシスコで急遽女形の代役を務め
ここではじめて”日本初の女優誕生”となったといわれています。
その後ヨーロッパに渡り翌年の明治33年パリ万博の舞台に立ちます。
ロダンやピカソに絶賛され彫刻のモデルにと依頼されましたが
あっさり断る破天荒ぶりも逸話になっています。
そして当時のフランス大統領の園遊会に招かれ「道成寺」を披露。
踊り終えた貞奴さんに大統領夫人が掛けた言葉が”マダム貞奴”
パリの社交界デビューを果たし、当時パリで最高の芸術文化勲章を受賞して
凱旋帰国となったといわれています。
(やはり何か持っていますね)
さて女優・川上貞奴としての歩みは人生のほんの一部のようですが・・
まだまだ波瀾万丈な人生は続くようです!
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>>大正ロマン「二葉館」にて澄音会大正琴演奏会
http://www.suminekai.jp/jouhou.htm
TEL:052-533-2355
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