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大正琴発祥の地・名古屋で8年前から全国レベルで行われている「全国子ども大正琴コンクール」
今年も夏休み終盤を迎えた平成25年8月24日(土)名古屋市東区のウィルあいちで行われました。

大正琴の次世代を担う子供たちの育成と継承を目的に行なわれているコンクールでは、年齢別にA〜C部門の3グループとソロ部門に分かれ、各部門で最優秀賞・優秀賞・奨励賞が設けられます。
今年も北は北海道から南は沖縄まで。全国からライブ・ビデオ部門合わせて、58グループおよそ400名あまりの学生さんが参加。素晴らしい演奏を披露しました。
さて地元名古屋からライブ参加をした「澄音キッズ」はA部門で出場しました。

コンクール当日、お教室で稽古をつけてから会場入り!まずは練習室で音合わせをした後ステージ上でリハーサル。
今回の曲はふたりの掛け合い”間”が重要なためお互いの音をしっかり聞きながら確認します。
大正琴を生音で披露する澄音キッズはマイクの位置なども入念にチェックします。
さて午後1時から始まったコンクール。
最初はソロ部門、続いて小学生、中学生、高校生の年齢別でC〜A部門へと進行していきます。
今回も各部門の皆さん思い思いのスタイルでアニメソングやPOPS、邦楽曲などを多彩なアレンジで表現。流れるように繊細なトレモロやアンサンブルのハーモニーも美しく、どのグループも演奏に磨きがかかっていました。
また衣装も曲に合わせたイメージの明るい元気なスタイルが多く、出演者の皆さん楽しそうに演奏していました。
いよいよライブ参加の部、最後に登場した”澄音キッズ”
演奏曲のイメージに合わせてハイカラな袴姿で気合いも十分なふたり!
今年は邦楽曲の端唄より、鶯と梅を男女に喩えた恋歌「春雨」を披露。
男女が密かに会話をしている様子を、大正琴では本手と替手のパートに分かれ息の合った掛け合いで表現しました。
澄んだ生の音色の演奏に会場からは大きな拍手がおくられました。

「緊張してドキドキしたけど、後半は気持ち良く楽しんで弾けた♪」と満足な表情のふたり。
「素敵な演奏聴かせてもらいました。ありがとう」と客席の方からも直接お声を掛けて頂き嬉しそうな澄音キッズでした。
そしていよいよ結果発表・・
”優秀賞”を受賞しました。おめでとうございます!!
最終目標の最優秀賞には一歩及ばなかったものの・・たくさんの応援をいただき、また大きな課題もできたようです。

さて「全国子ども大正琴コンクール」は年々出場の皆さんの演奏技術の向上と豊かな表現力とアレンジのクオリティが高くハイレベルなコンクールになっていくので参加者の皆さんの成長が楽しく感動します。
また、皆さんの素晴らしい演奏は日頃ご指導される先生方のお力も大きいと思います。
今年は各グループの先生方の功績も讃えられ、大正琴協会の理事長である元内閣総理大臣・海部俊樹氏より表彰状が贈られました。岩田会長も壇上にて表彰いただきました。重ねて嬉しい受賞です。

唯一の大正琴全国大会となるこのコンクールを通して、大正琴音楽文化の新しい扉が開き、若い世代へ繋がっていくことは素晴らしいですね。

受賞者の皆さんおめでとうございます!
またご尽力頂いた先生方、温かい声援をおくって下さった皆さま、ありがとうございました。
来年に向けて目標を新たにした澄音キッズ!これからも応援をよろしくお願い致します!

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