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大正元年(1912年)9月9日に誕生した大正琴は今年(2012年)に100年を迎えます。 一世紀の節目というアニバーサリーな時を目前に発祥の地・名古屋で毎年開催されている「全国子ども大正琴コンクール」。 このコンクールも今年でなんと7回目! 大正琴は元々名古屋の住人であった森田吾郎氏が二弦琴にタイプライターの構造を組み合わせて発明したもので独特の哀愁を帯びた音色を奏でることから今では全国に100万人を超える愛好者がいるとも云われています。 さて、この大正琴の魅力を更に次世代に広く継承していこうと今年も「全国子ども大正琴コンクール」が夏休みも終盤を迎えた8月25日(土)名古屋市東区のウィルあいちで開かれました。 コンクールでは年齢別部門、ソロ部門に分かれて最優秀賞を目指して日頃の練習成果を競い合いました。 今年も北は北海道から南は沖縄まで全国から20グループ100名以上が参加。 またビデオ参加を含めると計49グループ400人あまりが大正琴による自由な音楽表現を披露しました。 |
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さて、今回の澄音キッズは15歳以上のグループA部門に二人組で出場! コンクール当日、お教室で稽古をつけてから午前11時に会場入り。澄音会の教室からは比較的近い会場ですが、遠方から参加する皆さんは会場まで貸し切りバスで乗りつけて来ています。皆さん朝早くから準備をしてコンクールに挑んでいるんですね。 まず練習室で音合わせをした後ステージ上でリハーサル。 ペアでの出場は初めてになるのでお互いの音のバランスを聞きながらチェックしていきます。また今回はMD伴奏に合わせて弾くスタイルのため返し音のモニターチェックもしっかり行っていました。 |
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午後1時から始まったコンクール。最初はソロ部門、続いて小学生、中学生、高校生の年齢別でC〜A部門へと進行していきます。昨年よりも更にクオリティを上げよう、悔しい思いをした人はリベンジを願って一年間熱心にお稽古重ねてきた様子がうかがえます。 今回はソロ部門の参加者も多く、思い思いのスタイルで民謡やタンゴといった新しいジャンルに挑戦する人、グループでアンサンブルや掛け合いで息のあった演奏を表現する人、大正琴の演奏に合わせて舞踊のコラボレーションを披露する人など、次々と新しいチャレンジ表現が見られることがドキドキとして楽しかったです。 さて澄音キッズ二人組は黒いハットにフリンジベストのボーイッシュなスタイルへ大変身。なかなか格好良くキマっています。さあ〜気合いを入れていこ〜♪ |
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澄音キッズはプログラム20番目(コンクールの最後)で登場! 今回の演奏曲目は、大正琴誕生100年にちなみ大正琴の代名詞とも云われる古賀メロディに初挑戦!哀愁ある音色が大正琴にはピッタリで平成生まれの二人にも心が癒されるところが好きなところです。と選んだ昭和歌謡の名曲「影を慕いて」なかなか渋い選曲ながら、トレモロやオカズを入れながら美しいメロディを奏でるふたり。息の合った演奏を披露してくれました。 演奏後、客席に戻ったふたり。 「手には汗ビッショリ!リハーサルより本番はさらに緊張してしまった!舞台にも魔物がすんでいる・・・そんな感じがした。」と落ち着いて弾いているように聞こえた演奏もいつもとはどこか違う感覚だったとか。改めてコンクールという大舞台で普段通りに弾くことの難しさを感じたようでした。 |
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さて、いよいよ結果発表!!結果は・・・”奨励賞”を受賞!!おめでとうございます。 今回のコンクールではどこでもいつも通りの平常心を保つことの大切さやそれには”魔物が入る隙がない程”もっともっと練習を積んでいくこと、更に高い目標に向けてモチベーションを上げステップアップしたい。と来年に向けて早くも気持ちをリセットしていました。 今大会では大正琴100年という節目を迎え、人にたとえると100歳のおじいちゃんかおばあちゃん!?という楽器ですが、こんなにも多くの人が親しみ幅広い楽曲に挑戦しながら楽しんでいることに感慨深くなりました。 音楽を奏でる楽しさ奥深さを感じることの出来る子ども達の成長と向上心の高さに大正琴の明るい未来が期待されます。誕生から100年を迎える大正琴の新たな一歩、更に可能性が広がっていくことを感じました。 緊張感漂うなかで最高の演技を披露した子供たち。 またご指導にご尽力頂いた先生方、温かいご声援を送って頂いた皆様、誠にありがとうございました。 来年に向けて目標を新たにした澄音キッズ!これからも応援をよろしくお願い致します! |
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