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夏休み中盤を過ぎた8月22日(日曜日)残暑というより35℃近い猛暑のなか
恒例の「ノリタケの森SUMINE大正琴ライブ」が開催されました。

「ノリタケの森」は名古屋駅から観光ルートバス”メーグル”に乗ってすぐのレトロな雰囲気漂う赤煉瓦の建物が目印。小川のせせらぎや鳥の鳴き声が聞こえてくる自然な風景はどこか懐かしさを感じる都会のオアシスです。
また、カフェも併設されていてゆったりお茶を飲むことも出来て観光名所の一つにもなっています。

さて、そんな憩いの森では週末になるとジャズやクラシック、ハワイアンといった様々なジャンルの音楽ライブが行われていますが、SUMINEは地元名古屋発祥である大正琴の生の音色をより身近に皆さまにお届けできる機会を頂いてから今年でナント8年目を迎え、必ずノリタケの森ライブにお越し頂くSUMINEファンの方もいらっしゃって嬉しい限り(^^)

今年もSUMINEらしい、さわやかな生の音色をお届けしました。
2部構成で行うノリタケの森ライブ。
まずは午後1時30分から1ステージ・・・立ち見が出る程の満員御礼のお客様をお迎えして今回は新メンバーも加わり浴衣姿&アロハ姿で華やかにスタート!

オープニングは名古屋開府400年祭を祝うイメージソングを。
続いては世界の音楽に触れロシア民謡や万博も開催されている中国にちなんだ「蘇州夜曲」を大正琴&中国民族楽器・二胡&唄によるコラボレーションでお届けしました。

風光明媚な景色が多く”水の都”で知られる蘇州を、実は美人が多い”美人の都”ですよ!
と、度々中国にも出掛けられるという二胡奏者の熊澤幸一さんのコメントに会場がドッと湧き、アットホームな雰囲気はSUMINEならでは・・

また大正琴本来の哀調おびた生の音色と切ないメロディが織りなす「もののけ姫」は毎年リクエストも多くライブ会場内を癒しの空気へと包み込んでいるようでした。
さて、休憩をはさみ、午後3時から2ステージ・・・こちらもまた大勢の皆さんにお集まり頂きました。
中には、1ステージをご覧頂いて「始めて聴いた大正琴の生の音色の響きに感動した!」
とおっしゃって2ステージを待ってお越し頂いた方も何人かいらっしゃいました。何よりも嬉しいお言葉です。

さあ〜続いてのステージは、明治〜平成の大正琴で奏でる”恋歌シリーズ”
最初にお届けした曲は、歌舞伎などでは台詞部分を三味線で弾く”新内”を大正琴で一弦ずつ爪弾きながら新内を表現した「明治一代女の唄」をお届けしました。
今までにないスタイルの奏法に皆さん静かに耳を澄ましながら興味津々。指先をじっーと見つめられる視線にも緊張感が高まった一曲でした。

ここからは再び、二胡奏者の熊澤さんにも加わって頂きながらロシア民謡やルンバの恋歌をお届けしました。
切ないメロディから、一変したルンバのリズムには会場の皆さんから手拍子が湧き会場も和気あいあい。
さて、今回のステージ見所となったのは来月開催される、全国こども大正琴コンクールに参加する澄音キッズの3人組によるコンクール出場曲「勧進帳」のご披露。
コンクール出場前にお披露目するためかなり緊張していた3人娘・・・(楽屋でもギリギリまで練習に余念がありませんでした)ピーンと張りつめた空気の中、歌舞伎の十八番といわれる邦楽曲を九弦琴を使った独特の奏法で可憐に弦を爪弾き軽快に音色を奏でていく澄音キッズ。

演奏後にはワッ〜と会場から溜息が漏れるほど・・何だか観客の皆さんの方が緊張していた様子で、誰一人として微動だにされませんでした。
「コンクール頑張って!!」と皆さんからたくさんの声援を受けた3人は更に気を引き締めて頑張りますと、決意を新たにしていました。結果は乞うご期待!

いよいよステージの最後は、最新のヒットソング「また君に恋してる」を大正琴と二胡、会場の皆さんの歌声によるコラボレーションでお届けしました。美しいトレモロの響きと会場の皆さんが一体となった心地良いライブ。

ライブ終了後は、何とアンコールまで頂いてしまい・・・みなさんからリクエストの声があがった「もののけ姫」をお届けしました。
SUMINEライブではすっかり十八番といってもいい程ですが客席の方が数名、涙を流されて聴き入ってくださっていて私達も大正琴を弾いていて、とても幸せな気持ちになりました。
今回のノリタケの森ライブは新たに加わったメンバーも含め総勢11名。
SUMINEは澄音会メンバーと澄音キッズによる3世代にわたるメンバー構成ですが世代に関係なく大正琴を楽しく表現する様子と何よりもSUMINEの奏でる澄んだ生の音色が心地良いと皆さんおっしゃって下さいます。また、来年も楽しい演出で皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

ご来場頂きました沢山の皆様ありがとうございました。
出演者の皆さん、ご協力頂きましたスタッフの皆さん、お疲れ様でした!
【中日新聞発行 なごや西ホームニュースに掲載して頂きました】

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