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澄音会は世代を越えた皆さんが年に一度この舞台で共演できることを楽しみに日々のお稽古に励んでいます。その成果をご披露する発表会を迎え、会員の皆さんもワクワクしていました。
前半ステージは各教室の一年の成果を披露します。後半ステージからは大正琴&二胡&和太鼓の協演やご当地ソングなども取り入れながらバラエティ豊かなステージをお届けします。
さてオープニングは、ご当地ソングでもある名古屋開府400年祭イメージソング”夢つなごうなごらっちょ”での元気な幕開けです。 |
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そしてプログラムは、各教室ごとに一年の成果を演奏披露へ。
まずはキッズ教室の子供たちの演奏です。
今年も様々なイベントで大活躍した皆さんは小学生から高校生までが揃いの法被姿で、リクエスト頂くことも多いアニメソング”もののけ姫”とご当地ソングの音頭を披露しました。
「一年で随分みなさん大人っぽくなられたわね〜!」と欠かさずご来場頂いているファンの方に見守られながら大きな拍手を頂いていました。
続いては遠方よりご参加の安城や桑名教室の皆さん、そして地元名古屋教室の皆さんです。
今回は二胡奏者の熊澤幸一さんもご一緒に参加をして頂き盛り上げて頂きました。
今年も地元のお祭りや邦楽大会などに数多く出演され、元気の源は緊張感もありますが人前で演奏をして見て頂くことだと皆さんおっしゃいます。
恋歌シリーズやヒットナンバーを大正琴の音色にのせて軽快にお届け致しました。
会場内に響きわたる音色と一緒に思わず身体でリズムをとっている方がいらっしゃったり同世代の方々が頑張って楽しそうに演奏されている姿を見ているとすごく元気になる!というお客様も多いようです。日頃の成果が繁栄された、さわやかな音色に会場からも大きな拍手が送られていました。 |
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そして前半最後のステージはスペシャルライブ。
澄音キッズを中心としたメンバー編成とヴォーカルと二胡奏者の熊澤幸一さんとのコラボレーションステージ!キッズメンバーの希望により旅立ちや卒業式の応援ソングとして定番となった、いきものがかりの”YELL”にチャレンジ!やさしい大正琴の音色を包み込むような二胡の響きと美しいハーモニーで切なさと力強さを叙情豊かに表現した一曲でステージを際立たせました。黒い揃いのハットをかぶって粋にキメた衣装にも注目が集まりました。
休憩の時間を利用して恒例となった今年一年の澄音会の活動をスライドショーでご紹介!
各地域でのイベント活動の様子をお客様にご覧頂きました。
イベントでご覧頂いたことがきっかけで、それから何度もコンサートへ足を運んでくださる方もいらっしゃって嬉しい限りです。
また出演者は曲ごとに変わる衣装替えや小物を取り替えるのに忙しい舞台裏ですが、みんなはこれもまた楽しそうに準備をしています。 |
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さて、後半からは大正琴本来の生の音色をお楽しみ頂けるライブ感のあるステージへ!!
邦楽曲を中心にアコースティックな生の音色とご当地ソングも織り交ぜてお楽しみ頂きました。
まずは選抜のメンバーによる本手、替手の掛け合いで邦楽曲端唄より”春雨”
この曲は双方の息を合わせながら弾くため難易度の高い曲ですが迫力ある演奏に会場から大きな拍手が湧きました。 |
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続いては、9月に行われた「全国子供大正琴コンクール」に出場して見事2部門で優秀賞を受賞した”澄音キッズ”の登場です!全国レベルで行われているこのコンクールは、大正琴発祥の地・名古屋で開催されており、年齢別に分かれたハイレベルなコンクールです。今回は10歳〜15歳の部にグループで出場した澄音キッズ女子三人組と澄音キッズ最年長の暁くんがソロ部門で出場。
まずは澄音ガールズたちが”勧進帳”という邦楽曲の長唄から歌舞伎踊りの十八番を披露しました。歌舞伎舞台にでも登場しそうな鮮やかな衣装で、義経と弁慶が関所を慌てふためいて突破する様子を軽快な調子で表現したり「よっ!」の掛け声に合わせて三人の息もピッタリに一糸乱れることなく表現力豊かな三人組。演奏後は大きな拍手が沸き上がりました。
「ご指導頂いた先生方、応援して頂いた皆さまのお陰です。これからもより一層精進して参りたいと思います。」という口上をのべたあと、凛々しい袴姿で登場した暁くんが津軽民謡より”津軽じょんがら節”を披露しました。
九弦琴を駆使して、早弾き奏法や緩急をつけながら一音一音、大正琴の澄んだ音色の美しさを表現。息つく暇を忘れる程の緊張感が会場中に漂う中で堂々たる演奏を熱演。
澄音キッズの大きな成長ぶりに、会場の皆さんから温かい声援が飛んでいました。
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コンサートもいよいよ終盤・・・
澄音会会長と澄音会理事と二胡奏者の熊澤幸一さんによる特別演奏。
リクエストの声を頂くことも多い、中国大陸のスケールの大きさを表現した”山河”を大正琴と二胡によるコラボレーションで叙情豊かにお届けしました。迫力ある演奏に皆さん心地良さそうに耳を傾けて下さっていました。 |
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そしていよいよフィナーレは、名古屋開府年400年祭を祝って
今年はご当地ソングなども数多く織り交ぜて参りましたが、
澄音会コンサートでは、すっかり十八番(おはこ)といえるお馴染みの
尾張名古屋は芸所といわれる縁の人物・徳川宗春を唄った歌
”尾張宗春音頭”で締めくくります。
大正琴、二胡、和太鼓に唄も加わった賑やかなステージ!
会場の皆様も一緒に「おどりゃせ〜おどりゃせ〜」の掛け声が場内に響き、大きな手拍子と唄でステージが一体となってコンサートを盛り上げていただきました! |
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終演後にはご来場頂きました皆様をロビーでお見送り。
「楽しいひとときを過ごさせて頂きました。また来年も伺います」と嬉しいお声を掛けてくださった方もいらっしゃって会員一同またお稽古に励んでいきたいと思います。ご来場頂きました大勢の皆様ありがとうございます。
次回また、お逢いできますことを楽しみにしております。出演者の皆さん、ご協力頂きましたスタッフの皆さん大変お疲れさまでした! |
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