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2005/10/18 アットホームな慰問演奏会
10月18日(火)市内西区の介護施設より大正琴演奏をしてほしい、と依頼があり慰問演奏にお邪魔しました。
今回の施設は澄音会の教室から車で3分あまり・・・目と鼻の先ほどの近場に最近出来たばかりのアットホームな施設です。
数週間前、打ち合わせにお邪魔した時に「家は音楽好きの方が多くて、大正琴も以前に弾いたことがある人が3名程いるんです」と職員の方が教えてくださいました。早速、打ち合わせから戻って、音楽好きのみなさんに楽しんでもらえるような内容の演奏会にしたいと思い、演奏曲選びや演奏時間、施設のスペースから何名位で演奏したらよいか等々・・・先生を交え相談しながら準備を進めていきました。
演奏曲は童謡や懐メロなど全部で5曲!みなさんが口ずさめるような曲をセレクト。時間も30分位で楽しめる内容にして3名でお邪魔することにしました。

さて慰問演奏当日、演奏会場は2Fにある陽当たりの良いリビングルーム。こぢんまりとしていますが、ここがみなさんの憩いの場らしく、予定より早く着いた私達を全員集合で歓迎してくれました。
午前10:30、昼食前のみなさん一番のんびりとした時間帯に演奏会を始めることになりました。
最初はみなさんも少し緊張されていたようでしたが・・・(何といっても演奏する私達とみなさんとの距離が近く、かなり臨場感があるのです。)でも大正琴の生音を間近で聴く機会もあまりないからと、本当に手の届く距離から聴いて頂きました。時々みなさんとはお話を交えながらの楽しいひととき。
「この曲は知らないね〜」といいながら、大正琴の音色が鳴り出すとついつい口ずさむおばあちゃん!!(ホントはちゃんと知っておいでです!)”上を向いて歩こう”は手拍子に合わせて大合唱になりました!そして、みなさんの日課ともいえるほど、欠かさず見ているという長寿番組・水戸黄門のテーマ曲を演奏すると、さっきまで眠たそうにしていたおじいちゃんも嬉しそうに手拍子をしてくれました。
やはり生の音色は施設内のおじいちゃん、おばあちゃんの心にも響いてくれたようです。

演奏終了後に「大正琴弾いてみませんか」と声を掛けると「私はメガネがないから見えないし・・もう忘れた」といいながらも・・・
大正琴の前に座って弾き出すおばあちゃん!(ホントは覚えておいででした!)なかなかの指使いで、さくらさくらの1小節を弾いて、みんなを驚かせてくれました!
実は弾いている間に、だんだん想い出されたようで「一度覚えた音楽は忘れないものだね〜」と嬉しそうでした。
その様子を見ていた職員の方まで「私もやってみたい〜教えてもらいに一緒に行こうよ」と演奏終了後も盛り上がっていました!
こうして日常生活の中で音楽が取り入れられるようになれば、生活にメリハリも出来て楽しいかもしれないですね。大正琴はシルバーライフを送られる方々にも、良いエッセンスになるのだと感じました。
また、今回は少人数で訪れた演奏会でしたが、私達もほど良い緊張感と臨場感を体験でき、何よりもみなさんの生の声に触れられる良い経験が出来たと思います。
アットホームな雰囲気の中で嬉しそうに演奏を楽しんで頂けて、機会があればぜひまたお邪魔したいと思います。ありがとうございました。

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