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2007/11/18 慰問演奏会 『やさしい歌声とともに♪』 
先日までのお天気とは一変・・季節は一気に秋から冬空へ!!冷たい木枯らしも吹いていた11月半ばの日曜日。でもお部屋の中はまるで別世界のようにポッカポッカ(^^)
今回は名古屋教室からほど近い、お隣の学区にある有料老人ホームにお招き頂き、大正琴ミニミニコンサートをお楽しみ頂きました。
施設にはくつろぎのスペースなどもあり、リビングには何やら面白い新聞が・・「自分の生まれた日新聞」というのが置いてあり、大正初期から昭和初期までの新聞がズラリ!!歴史を感じる興味深いものでした。
持ち込み音響機材のアンプやマイク、大正琴のセッティングを終え、演奏までの待ち時間にお茶を頂きながら本番の打合せ・・すでに30分以上も前からプログラムを手に、席について待っていてくださるおばあちゃま達もいて嬉しくなりました。
午後2時から演奏会の始まりです!まずは季節にピッタリの”小さい秋見つけた”からスタート・・・ニコニコ楽しそうに皆さん耳を傾けて下さいました。
続いて演奏をしていくうちに、どこからともなく歌声が聞こえてくるようになりました!懐かしい音色に思わず皆さんの声も弾んできたご様子です・・
また、お邪魔した施設には「私は大正元年生まれです」とおっしゃるお元気な方もいらっしゃって・・大正琴と同じ歴史を歩んでこられたことに、、驚きでした!

そこで、大正琴の生の音色をぜひ体験してもらおう〜!と声をお掛けしたところ・・・「85年ほど前に弾いたことがあるわ。確か母が大正琴を持っていましたよ!」というおばあちゃん!!皆さんの前で弾くのはちょっと恥ずかしいと躊躇されていたので、代わりに施設を代表してスタッフの方が大正琴にチャレンジ!即興で”荒城の月”をお手合わせ〜皆さんの歌声に合わせて見事に1コーラスを弾いてくださいました!

そして最後は、今年一番リクエストの多かった”千の風になって”を演奏しました。どこで演奏しても大正琴の生の音色と皆さんの歌声で演奏会が盛り上がる一曲となりました♪今回も最前列から素敵なテノールボイスのおじいちゃんの声を中心にハーモニーが会場中に広がっていました。

お元気なおじいちゃん、おばあちゃん、そして多くのご家族の方も一緒に、芸術の秋にふさわしく大正琴をお楽しみ頂くことができました。

「みんなの前で弾くのは恥ずかしかったけど・・・」とおっしゃって、演奏終了後に真っ先に大正琴を弾きに来られたおばあちゃん!指使いも軽やかに〜♪「年をとっても音色は耳が覚えているものね〜」と何だか嬉しそうでした(^^)
お別れの時・・「涙が出るね〜」と演奏会を楽しんでいただいたみなさん!「また演奏に来てね〜」と握手をしてお見送りをしてくださいました。ぜひまたお逢いできる日を楽しみにしています。
お招き頂きありがとうございました。

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